コラム
家づくりの基礎知識
土地購入の流れとポイント|契約前に確認しておきたい4つのこと
公開日:2026/9/4

🌀いい土地が見つかった。でも、ここから何をすればいいんだろう?
🌀契約書なんて読んだことがない。何を確認すればいいの…?
土地探しを進めて、「この土地にしよう」と思える場所に出会えたとき。
うれしさと同時に、こんな不安が出てくるのではないでしょうか。
土地は、人生で何度も買うものではありません。
流れが分からなくても無理はありません。
これまでの記事では、土地の探し方と、選ぶときに気をつけたいことをお伝えしてきました。
今回も、リベ大工務店のメンバーで、ご自身も建築会社を経営し、約20年家づくりに携わってきた村田さんに、土地購入の流れと確認しておきたいポイントを聞きました。
この記事では、購入の流れと、契約前に確認したいこと、土地代のほかにかかる費用についてお伝えします。

いい土地が見つかったら、まず誰に連絡する?
気になる土地を見つけたら、どこに連絡すればいいのでしょうか。
村田さんはこう教えてくれました。
「売主が直接販売している土地であれば、売主へ。仲介物件であれば、掲載している不動産会社などへ連絡します。」
実は、土地を持っているのは不動産会社だけではありません。
✅ 地主さん
✅ 不動産会社
✅ 建築会社
基本的に、この3つのパターンで土地を持っている場合が多いそうです。
仲介業者とは
ここで出てくる「仲介業者」とは、土地の売主と買いたい人の間に入って、取引をサポートしてくれる不動産会社のことです。
ポータルサイトに土地を掲載している不動産会社や、地域の不動産会社などが仲介業者にあたります。
売主さんと直接やり取りするのが難しい場合でも、仲介業者に連絡すれば、こうしたサポートを受けながら進めていくことになります。
✅ 土地の詳しい情報を教えてもらう
✅ 現地を案内してもらう
✅ 購入手続きを手助けしてもらう
このとき、仲介手数料という費用が発生することがあります。
これは、土地探しや契約手続きなどをサポートしてくれる仲介業者への報酬にあたるものです。
なお、宅建業の免許を持っている工務店やハウスメーカーが、土地探しをサポートしてくれる場合もあります。
「建てたい建築会社が土地を持っていたり、宅建業の免許を持っていたら相談・連絡してみるといいですよ。」
ネットで見つけた土地であれば、掲載元の不動産会社に資料請求や問い合わせができます。
まずは連絡してみるところから始まります。

土地購入の流れは、5つのステップ
連絡をしたあと、どんな順番で進んでいくのでしょうか。
「大きく分けると5ステップです。」
売主・仲介業者に連絡・ヒアリング 不安な点や疑問点は、この段階でしっかり確認しておきます。
買い付け 購入の意思を正式に伝えます(次の章で詳しくお伝えします)。
商談・契約内容のすり合わせ 価格や引き渡し時期、境界確認などを調整します。
土地売買契約 対面での書面契約、または電子契約で結びます。
土地売買実行 所有権の移転や抵当権の設定などを行います。
「買い付けは非対面で可能ですが、売買契約は基本的に書面での手続きが必要になります。」
必要な書類は、本人確認書類や収入証明、住宅ローン関係のものが中心です。
契約のタイミングで案内されることが多いので、最初からすべてそろえておく必要はありません。
ただし、住宅ローンを利用する予定なら、早めに準備しておくとスムーズです。
このなかで、多くの方が足踏みしてしまうのが、②の買い付けです。

「買い付け」は、購入の意思表示
買い付けとは、購入の意思を正式に伝えることです。
「買付証明書」を提出して、売主に申し込みます。
村田さんはこう話してくれました。
「買い付けは、購入の意思を伝える大切な段階です。契約ではありませんが、希望する条件を整理したうえで、納得して判断することが大切です。」
買付証明書のフォーマットはネットでも手に入るので、いざというときのために見ておくと安心です。
買い付けの「順番」にも意味がある
買い付けは、入れる順番にも意味があります。
先に買い付けを入れておくと、あとから別の申し込みが入った場合に、売主から確認の連絡が入ることもあります。
早めに意思表示をすることに、意味がある場合もあるということです。
ただし、買い付けの順番だけで購入できるかが決まるわけではありません。
売主が、価格や住宅ローンの状況、引き渡しの時期なども含めて判断することもあります。
ここで効いてくるのが、連載の1回目でお伝えした優先順位です。
譲れない条件と妥協できる条件が決まっていれば、迷いすぎずに判断できます。

契約前に確認したい4つのこと
契約の場面で、何を見ればいいのか。
ここがいちばん不安なところだと思います。
「4つあります。特に"住宅ローン特約"は重要です。」
✅ 契約金額が打ち合わせ通りか
まずは金額です。 契約書に書かれている金額が、事前に話していた内容と一致しているかを確認します。
✅ 住宅ローン特約条項が入っているか
住宅ローン特約とは、ローンが通らなかった場合に契約を解除できる特約のことです。
もしこの特約が入っていなければ、ローンが通らなかったときにも契約を履行しなければならない可能性があります。
住宅ローンを組んで購入する予定なら、確認しておきたいポイントです。
✅ 頭金・諸費用を把握しているか
自己資金としていくら必要になるのかを、契約の前に理解しておきます。
✅ 特約条項・その他の内容を読んだか
契約書の後ろのほうに書かれている細かな条項にも、できるだけ目を通しておきます。
「わからないことがあれば、遠慮せず質問してください。大きな買い物ですから、納得してから契約することが大切です。」
契約書を隅々まで理解する必要はありません。
まずはこの4つを確認して、そのほかにも分からないことがあれば、遠慮なく質問する。
そこから始めれば大丈夫です。

土地代のほかにかかる費用
「土地代と契約金以外にも、費用はかかりますか?」と聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「はい、思っている以上にあります。」
主なものは次のとおりです。
税金関係
✅ 固定資産税・都市計画税の精算金
✅ 不動産取得税
手数料・実費
✅ 土地契約の仲介手数料
✅ 住宅ローンの事務手数料
✅ 住宅ローンの保証料・融資手数料
✅ 登記費用(所有権移転など)
✅ 印紙代
税金やさまざまな費用、手数料を含めると、数百万円単位になるケースもあります。
事前に「諸費用もかかる」と知っておくだけで、心の準備ができます。
仲介手数料は、誰に払うのか
仲介業者が売主側・買主側のどちらを担当しているのかによって、手数料を支払う相手や取引の形が変わります。
仲介業者が入らない場合は、手数料がかからないケースもあります。
ただ、気に入った土地が直接取引とは限らないので、基本的にはかかるものとして考えておくと安心です。
誰に手数料を払うのかを理解しておくことが大切です。
費用を抑える工夫もある
こうした費用のなかには、進め方によって変わるものもあります。
たとえば、対面での書面契約を電子契約にすることで、印紙代を抑えられる場合があります。
契約の方法によって費用が変わることもある、と知っておくと、進め方を相談しやすくなります。
土地にかかるお金の全体像については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ライフプランの立て方|家づくり前に気をつけたいポイントと注意点
土地の購入前に相談したいときは
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
この記事でお伝えしたように、土地の購入には確認しておきたいポイントがあります。
希望する家づくりを踏まえて、土地や物件を検討している段階からご相談いただけます。
村田さんも
「迷ったら、契約する前に相談してください。土地が決まる前でも大丈夫です」
と話しています。
対応エリア内であれば、リフォーム・リノベーションのご相談も可能です。
(対応できる工事の内容は、地域の工務店によって異なります)
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。
家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 流れを知っていれば、必要以上に怖がらなくていい
この記事では、村田さんの声をもとに、土地購入の流れと確認しておきたいポイントをお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 土地を持っているのは「地主さん・不動産会社・建築会社」の3パターン
💡 購入の流れは5ステップ。まずは連絡してみるところから
💡 買い付けは購入の意思表示。順番にも意味がある
💡 契約前に確認したいのは4つ。特に住宅ローン特約
💡 土地代のほかにも、税金や手数料などの費用がかかる
土地購入は大きな決断です。
それでも、流れと確認するポイントを知っていれば、必要以上に怖がることはありません。
この連載を通してお伝えしたかったのは、土地探しに完璧な正解はなく、準備と確認を重ねることで、自分たちが納得できる土地にたどり着けるということです。
まずは、契約前に確認したい4つを、メモしておくことから始めてみませんか。
この記事が、土地購入の一歩を踏み出すお役に立てば幸いです。
土地探しの進め方は、こちらの記事でお伝えしています。
土地探しは何から始める?押さえておきたい3つのステップ
土地を選ぶときに気をつけたいことは、こちらの記事にまとめています。
土地探しで気をつけたいこと|「安い土地」を見つけたときの確認ポイント
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