コラム
家づくりの基礎知識
土地探しは何から始める?押さえておきたい3つのステップ
公開日:2026/8/28

🌀土地探しって、何から始めればいいんだろう?
🌀とりあえず検索サイトを開いてみたけれど、いい土地かどうかの判断がつかない…
家づくりを考えはじめたとき、こんなところでつまずいていないでしょうか。
土地は数が多く、条件もばらばらです。
比べる基準を持たないまま眺めていると、どれが自分たちに合うのか分からないまま時間だけが過ぎていきます。
今回は、リベ大工務店のメンバーで、ご自身も建築会社を経営し、約20年家づくりに携わってきた村田さんに、土地探しの進め方を聞きました。
この記事では、土地探しで押さえておきたい3つのステップをお伝えします。

土地探しは、「探し方」から始めない
土地探しと聞くと、まず検索サイトを開くところから始めたくなります。
実際、多くの方がそこから動き出します。
ただ、村田さんに「何から始めればいいですか」と聞いたとき、返ってきたのは検索のコツではありませんでした。
「まずは、お家づくりのゴール、理想像をイメージすることです。」
探し方を知る前に、自分たちの軸を決めておく。
軸があると、目の前に出てきた土地を「自分たちにとってどうか」で判断できるようになります。
土地探しで押さえておきたいのは、次の3つのステップです。

ステップ① 理想の暮らしと、エリアの相場を知る
まず、どんな暮らしがしたいかを言葉にする
最初にやることは、家づくりのゴールを思い描くことです。
🏠 実家の近くがいい
🏠 駅や職場から近い場所がいい
🏠 車メインの生活ができる環境がいい
理想や価値観は人それぞれです。
だからこそ、自分たちにとって何が心地よいのかを、先に整理しておきます。
次に、希望エリアの相場を知る
理想のエリアが見えてきたら、そのエリアの相場を知っておきます。
村田さんはこう話してくれました。
「希望エリアの相場観を掴んでもらうことも重要ですね。探し始めてすぐに土地の良し悪しを判断できない方も多いと思うので…。」
相場が分かっていないと、目の前の土地が高いのか安いのかを判断できません。
逆に「このエリアなら、だいたいこのくらい」という感覚があるだけで、迷いはぐっと減ります。
調べ方は難しくありません。
✅ 地元のチラシ
✅ インターネット検索
✅ SUUMOなどの不動産ポータルサイト
希望エリアの価格帯をいくつか見ていくと、感覚がつかめてきます。
ただし、調べすぎには注意
ここで、気をつけたいことがあります。
「ただし、リサーチに時間をかけすぎるのも要注意です。いい土地はすぐに売れてしまいます。」
相場観は、完璧に調べ上げるものではありません。
「だいたいこのくらい」が分かれば十分です。

ステップ② 優先順位をつける
家づくりには、大きな軸が3つあります。
✅ 予算
✅ 土地
✅ 家の内容
この3つをすべて理想どおりにするのは難しく、どこかで優先順位を決めて選択肢を絞る必要が出てくることが多いものです。
だからこそ、事前に整理しておきます。
💡 絶対に譲れない条件
💡 できれば叶えたい条件
💡 優先度を下げられる条件
優先順位をつけると聞くと、何かをあきらめるように感じるかもしれません。
でも、村田さんの話を聞いていて、そうではないと気づきました。
「こだわるポイントも重要ですが、そのこだわりに優先順位をつけることも大切なんです。優先順位が高ければ採用、低ければ代替案を考えるなど、判断するスピードも上がります。」
優先順位は、あきらめるためのものではなく、速く判断するためのものです。
「これは絶対に譲れない条件だから採用しよう」
「ここは優先度を下げられるから、代替案を考えよう」
こう考えられる状態になっていれば、土地を前にしたときに迷いません。
予算の考え方については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
ライフプランの立て方|家づくり前に気をつけたいポイントと注意点

ステップ③ 2つの探し方を使い分ける
準備ができたら、いよいよ土地を探していきます。
基本は、ネット検索か不動産会社を回るかの2つです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ネットで探す
SUUMOやアットホームなどのポータルサイトが代表的です。
エリアを入力すればすぐに候補が出てきます。
比較もしやすく、初心者でも始めやすい方法です。
ネットは、比較のしやすさでも相場観をつかむうえでも、便利な方法です。
そのうえで、村田さんはこんな話もしてくれました。
「ただ、ネットに出ている土地は"売れ残り"というより、"検討が長引いている土地"が含まれていることもあります。」
ネットに掲載されている情報だけがすべてではない、ということです。
不動産会社が、まだ公開していない土地の情報を持っていることもあります。
どちらが良いという話ではなく、見えている情報の範囲が違う。
そう考えておくと、次の探し方が活きてきます。
不動産会社を回る
もうひとつが、不動産会社に足を運ぶ方法です。
「不動産会社には、ネットに出ていない情報が埋もれていることもあります。」
直接足を運ぶことで、未公開の情報や、これから出る予定の土地を紹介してもらえる可能性があります。
そして、ここでもスピードの話が出てきました。
「いい土地は一日単位で決まることもあります。不動産屋さんの"すぐ売れますよ"は、本当にその通りなことも多いです。」
ここで大切なのは、早く決めることではありません。
いい土地が出たときに、早く判断できる準備をしておくことです。
また、急かされるまま即決するのは避けたいところ。
大切なのは、自分の基準をもって判断することです。
ステップ②で整理した優先順位が、ここで効いてきます。
譲れない条件と優先度を下げられる条件が決まっていれば、その場でも落ち着いて考えられます。
お付き合いのある不動産屋や建築会社があれば、そこに相談するのもひとつの方法です。
2つの探し方は、どちらかを選ぶものではありません。
ネットで相場をつかみながら、気になるエリアの不動産会社にも足を運んでみる。
両方を使い分けることで、出会える土地の幅が広がります。
土地探しから相談したいときは
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
この記事でお伝えしたように、土地探しは準備の段階から始まっています。
希望する家づくりも踏まえて、土地を検討している段階からご相談いただけます。
対応エリア内であれば、リフォーム・リノベーションのご相談も可能です(対応できる工事の内容は、地域の工務店によって異なります)。
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。
家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 準備ができていれば、いい土地が出たときに動ける
この記事では、村田さんの声をもとに、土地探しで押さえておきたい3つのステップをお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 土地探しは「探し方」より先に、理想の暮らしと優先順位を決めておく
💡 相場観は完璧でなくていい。「だいたいこのくらい」が分かれば十分
💡 ただし、リサーチに時間をかけすぎない。いい土地はすぐに売れることもある
💡 優先順位は、あきらめるためではなく、速く判断するためのもの
💡 ネット検索と不動産会社訪問は、どちらかではなく使い分ける
土地探しでは、早い判断が必要になる場面もあります。
だからこそ、焦って決めるのではなく、事前に自分たちの判断基準を整理しておくことが大切です。
まずは、希望エリアの土地情報をいくつか眺めて、「だいたいこのくらい」という感覚をつかむことから始めてみませんか。
この記事が、土地探しの一歩目のお役に立てば幸いです。
【メンバー紹介】
【インタビュー記事はこちら】
