コラム
家づくりの基礎知識
土地探しで気をつけたいこと|「安い土地」を見つけたときの確認ポイント
公開日:2026/8/31

🌀避けたほうがいい土地って、あるんだろうか?
🌀相場より安い土地を見つけたけれど、この価格には理由があるのかな…
土地を見はじめると、こんな不安が出てくるのではないでしょうか。
候補がいくつか出てきても、何を警戒すればいいのかが分からない。
特に、相場より安い土地を見つけたときは、うれしさと不安が同時にやってきます。
前回に続いて、リベ大工務店のメンバーで、ご自身も建築会社を経営し、約20年家づくりに携わってきた村田さんに、土地を選ぶときに気をつけたいことを聞きました。
この記事では、できれば避けたい土地の条件と、相場より安い土地を見つけたときに確認したいことをお伝えします。
土地探しの進め方については、こちらの記事でお伝えしています。

「避けたい土地」は、絶対に避けるべき土地ではない
村田さんに「選ばないほうがいい土地はありますか」と聞いてみると、返ってきたのは条件のリストではなく、こんな言葉でした。
「絶対ではありませんが、できれば避けたいポイントは3つあります。」
同じ土地でも、その人が何を大切にしているかによって、評価は変わります。
だからこの先に出てくる条件は、「この土地はダメ」と切り捨てるためのものではなく、自分たちにとってどうかを判断するための材料です。
では、その3つを見ていきましょう。

できれば避けたい、3つのポイント
① リセールしにくい土地
駅から極端に遠い、将来的な需要が見込めないなど、売却しにくい土地です。
将来的に住み替える可能性がある方にとっては、判断材料のひとつになります。
一方で、ここにも「絶対ではない」が当てはまります。
✅ 駅から遠くても広い土地がいい
✅ 静かな環境を優先したい
こう考える方にとっては、必ずしもデメリットとは限りません。
重要なのは、自分たちの価値観です。
② 理想とかけ離れた土地
理想とかけ離れすぎると、家づくり全体の満足度が下がってしまうことがあります。
「理想を求めすぎないことも大事ですが、かけ離れすぎないことも大切です。」
前回お伝えした優先順位が、ここで効いてきます。
「絶対に譲れない条件」を満たしているかどうかで見ると、判断しやすくなります。
前回の記事はこちらです
③ 環境や条件が厳しい土地
3つめが、土地そのものの条件です。
✅ 再建不可の土地
✅ 建築条件が厳しい土地
✅ 災害リスクが高い土地
こうした言葉が出てきたときは、その場で意味を確認しておくと安心です。
専門的な言葉なので、分からないまま話が進んでしまうこともあります。
村田さんはこう話してくれました。
「土地を決める前に、理想のお家が建てられるかどうかを確認しておくことが大切です。」
そしてこの3つめは、相場より安い土地を見つけたときにも関わってきます。
次の章で詳しく見ていきましょう。

「相場より安い土地」を見つけたら
相場より安い土地を見つけると、心が動きます。
「この価格なら、建物にお金を回せるかもしれない」
同時に、「安いのには理由があるのでは」という不安もやってきます。
たしかに、価格には理由があることが多いものです。
ただ、それは誰かが何かを隠しているという話ではありません。
土地の条件が、価格に反映されているということです。
だから、見るべきは「安いかどうか」ではなく、なぜ安いのかです。
価格に反映されやすい、土地の条件
✅ 建てられる家に制限がある
前の章で出てきた「再建不可」「建築条件が厳しい」がここに当たります。
希望する家が建てられるかどうかは、早い段階で確認しておきたいところです。
✅ 土地を整える工事が必要
高低差がある土地、盛り土された土地などです。
造成や地盤の工事、外構(門や塀、アプローチなど建物の周りの工事)の費用がかさむことがあります。
✅ 生活のインフラが引き込まれていない
上下水道が敷地まで来ていない場合、引き込み工事が必要になることがあります。
下水道が使えない地域では、浄化槽を設けることもあります。
✅ 周辺の環境や、災害のリスク
前面道路の交通量など、暮らしはじめてから気づく条件もあります。
災害のリスクについては、ハザードマップで確認できる情報もあります。
✅ 古い家が残っている
解体が必要になることがあります。
解体後の状態も確認しておきたいところです。
どれも「だから買ってはいけない」という話ではありません。
知らないまま進むと、あとで想定が変わってしまうという話です。

土地の値段だけでは、総額は分からない
ここが、土地探しでいちばん見落とされやすいところかもしれません。
土地代が安くても、造成や引き込みなどの工事が必要なら、その分の費用がかかります。
逆に、条件が整っている土地なら、そのぶん建物にお金を回しやすいこともあります。
つまり、土地代だけで比べると、総額の見え方が変わることがあるのです。
大切なのは、「土地+建物+必要な工事」の総額で考えること。
なお、土地の購入では、これらとは別に手数料や税金もかかります。
予算全体の考え方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ライフプランの立て方|家づくり前に気をつけたいポイントと注意点
土地の価格は、家づくり全体の一部です。
総額で見たときにどうなるかを確かめておくと、判断しやすくなります。

気になったことは、聞いていい
ここまで条件の話が続いたので、「素人が判断できるだろうか」と感じたかもしれません。
でも、すべてを自分で見抜く必要はありません。
土地の条件については、購入時に説明があります。
そのうえで不安な点があれば、遠慮せずに質問して大丈夫です。
また、不動産会社と工務店では、得意な分野が異なることが多いものです。
「この土地に希望の家が建つか」
「土地代のほかにどんな工事が必要そうか」
といったことは、建てる側でないと見えにくい部分でもあります。
お付き合いのある建築会社があれば、土地が決まる前に相談してみるのもひとつの方法です。
聞いておきたいのは、次のようなことです。
✅ この土地に、希望している家は建てられますか?
✅ 土地代のほかに、どんな工事が必要になりそうですか?
✅ この価格になっている理由は、何か分かりますか?
気になることを聞けるかどうかで、判断できる範囲は変わってきます。
土地探しから相談したいときは
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
この記事でお伝えしたように、土地の条件によって必要な工事は変わります。
希望する家づくりを踏まえて、土地や物件を検討している段階からご相談いただけます。
対応エリア内であれば、リフォーム・リノベーションのご相談も可能です。
(対応できる工事の内容は、地域の工務店によって異なります)
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。
家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 条件を知って、自分たちにとってどうかで判断する
この記事では、村田さんの声をもとに、土地探しで気をつけたいことをお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 「避けたい土地」は絶対ではない。同じ土地でも、価値観によって評価は変わる
💡 できれば避けたいのは「リセールしにくい」「理想とかけ離れている」「条件が厳しい」土地
💡 見るべきは「安いかどうか」ではなく、なぜ安いのか。条件が価格に反映されている
💡 土地代だけでは総額は分からない。「土地+建物+必要な工事」で考える
💡 分からない言葉や気になることは、その場で聞いていい
土地の条件を完璧に見抜く必要はありません。
大切なのは、価格だけではなく、その理由を知ったうえで判断することです。
「この土地は、なぜこの価格なのだろう」と一度立ち止まって、聞いてみる。
それだけで、判断できることはぐっと増えます。
気になっている土地があれば、その情報を持って「この土地に希望の家は建てられますか?」と聞いてみることから始めてみませんか。
この記事が、土地を選ぶときの判断のお役に立てば幸いです。
土地探しの進め方は、こちらの記事でお伝えしています。
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