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蛍光灯は2027年末で使えなくなる? 慌てて全部替えなくていい理由

    公開日:2026/10/21

    🌀 蛍光灯がもうすぐ使えなくなるって聞いたけれど、全部替えないといけないのかな
    🌀 LEDに替えるなら、照明器具ごと交換しないといけないのかな


    「2027年問題」という言葉を目にして、気になっている方も多いのではないでしょうか。

    家の中には、まだ蛍光灯の照明がいくつも残っている。

    全部替えるとなると、どこから手をつければいいのか分からない。

    そのまま、なんとなく後回しになっている方もいるかもしれません。


    今回も、リベ大工務店のメンバーである現役の職人さんに、照明について聞きました。


    「照明のご相談で一番多いのは、蛍光灯を使われている方の『LEDに替えたい』というものです。」


    ただ、返ってきたのは「今のうちに全部替えましょう」という答えではありませんでした。


    この記事では、蛍光灯とこれからどう付き合っていくか、そしてLEDに替えるときの考え方をお伝えします。


    「今すぐ全部替えなくていい」と職人さんが話す理由

    2027年と聞くと、その日を境に蛍光灯が使えなくなるような気がしてしまいます。


    職人さんは、こう話していました。

    「2027年になったから蛍光灯を使ってはいけない、というわけではありません。今すぐ替えないといけない、ということではないんです。」


    家庭などの照明に使われる蛍光灯は、2027年末までに順次、製造・輸出入が禁止されます。

    今使っている蛍光灯は、そのまま使い続けられます。

    お店に並んでいるものを買うこともできます。


    照明の業界団体も、そう案内しています。

    2027年末は、買い替えの締め切りではありません。


    特殊な形の蛍光灯は、型番を控えておく

    ひとつだけ、気にかけておきたいことがあります。

    昔ながらの照明の中には、あまり見かけない特殊な形の蛍光灯を使っているものもあります。


    職人さんのお話では、近くのお店で見つからなかった、という声を聞くこともあるそうです。

    「特殊な形の蛍光灯は、予算に余裕があれば、少し多めに買っておくのもひとつだと思います。」


    すぐにLEDに替えない場合の、ひとつの方法です。

    まずは、今ついている蛍光灯の型番をメモしたり、写真に撮ったりしておきましょう。

    そのうえで、お店での手に入りやすさや、照明器具を使っている年数も見ながら、買い置きするか、LEDに替えるかを考えると安心です。



    替えるなら、よく使う部屋から

    では、LEDに替えるとしたら、どこから考えればいいのでしょうか。


    職人さんがすすめてくれたのは、こんな考え方でした。

    「まずは必要なところだけ替えましょうか、とお伝えしています。リビングや寝室など、メインのところだけでも。急ぐものではないんです。家じゅう全部となると、金額も大きくなりますから。」


    毎日長い時間つけている部屋から、少しずつ。

    一度にすべてを替えなくても、暮らしの中で変化を感じやすい場所から始められます。


    どこまで替えるかを相談するときの考え方は、こちらの記事でお伝えしています。

    電気工事の相談前に、伝えておきたいこと。準備は書類集めではありません


    家の中で、いちばん長い時間照明をつけている部屋はどこでしょうか。

    まずはそこが、考えはじめる場所の目安になります。


    LEDにするときは、照明器具の「年齢」も見ておく

    ここからは、LEDに替えると決めたときの話です。


    蛍光灯の照明は、光る管(ランプ)と、それを取り付けている器具でできています。

    ランプだけでなく、器具にも寿命があります。


    製品の事故を調べている機関(NITE)によると、器具の中の部品は、見た目がきれいでも劣化していることがあるそうです。


    そのため、長く使っている器具にLEDのランプだけを付けると、発煙や発火など思わぬ事故につながることもあります。


    照明の業界団体も、ランプだけを替えるのではなく、器具ごと替えることをすすめています。


    ひとつの目安は、10年です。

    10年を超えて使っている器具なら、器具ごとLED照明に替えることを考えておきたいところです。


    器具の年齢は、器具についているラベル(銘板)に書かれた製造年で確かめられます。

    見える場所にない場合は、無理に外さず、相談のときに聞けば大丈夫です。


    ランプは急いで替えなくていい。

    ただ、替えるときは器具の年齢も一緒に見ておく。


    この2つを分けて考えると、迷いが少なくなります。


    ちらつく・音がする・焦げたにおいがするときは、すぐに使うのをやめる

    年数にかかわらず、気にかけておきたいサインもあります。

    ✅明かりがちらつく
    ✅音がする
    ✅焦げたようなにおいがする


    NITEは、こうした様子に気づいたら、すぐに電源を切って使うのをやめるよう呼びかけています。


    様子を見るのではなく、いったん止めて相談する。

    それだけで防げることがあります。


    自分でも照明器具を交換できる?

    「器具ごと交換」と聞くと、大がかりな工事を思い浮かべるかもしれません。


    けれど職人さんのお話では、思っていたより手軽な場合もあるそうです。


    「天井に差し込み口がついていれば、お客さま自身でも付け替えられます。カチャッと取り替えるだけなので、電気工事は必要ありません。」


    天井についているこの差し込み口は、「引掛シーリング」と呼ばれます。

    照明器具を選ぶときや調べるときに、名前を知っておくと役に立ちます。


    一方で、差し込み口がない場合は、電気工事が必要になります。

    自分で付け替えられるのは、差し込み口がある場合だけと考えておいてください。


    どこに頼めばいいか迷ったときは、こちらの記事が参考になります。

    電気工事はどこに頼む? 工事の種類で変わる、業者の探し方


    一度、天井を見上げて、差し込み口があるか確かめてみてください。

    それだけで、自分で付け替えられるか、頼むほうがいいかの見当がつきます。


    光の色は「その部屋で何をして過ごすか」で選ぶ

    LEDに替えるときに迷いやすいのが、光の色です。

    LED照明の光には、オレンジがかった温かい色から、白っぽい色まであります。


    一般的には、くつろぐ部屋は温かみのある色がよいと言われます。

    料理がおいしく見える、という声もあります。


    一方で、パソコンを使ったり、本を読んだりする部屋についても聞いてみました。


    「オレンジは落ち着く色なので、読み書きをする場合は、白っぽい色の方が見やすいかなと思います。」


    職人さんのお話では、寝る前に過ごす部屋なら温かみのある色、オフィスのように仕事をする場所では白っぽい色を提案することが多いそうです。


    ただ、色の好みは人それぞれです。

    時間帯や用途によって、光の色を切り替えたい場合は、色を変えられる照明(調色機能のある照明)もあります。


    そうした機能を選ぶときの考え方は、こちらの記事でお伝えしています。

    「補助金で安くなります」と言われたら。省エネ設備の考え方


    正解の色があるわけではありません。

    その部屋でどんな時間を過ごしたいかが、選ぶときの目安のひとつになります。


    電気設備のリフォームを相談したいときは

    リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。

    地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。

    この記事でお伝えしたように、照明はどの部屋から、どう替えるかで進め方が変わります。

    やりたい工事の内容を伺いながら、進め方を一緒に考えていきます。


    対応エリア内であれば、リフォーム・リノベーションのご相談も可能です。

    (対応できる工事の内容は、地域の工務店によって異なります)


    お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。

    https://area.libe-home.com/


    リフォームを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。


    まとめ: 慌てなくていい。でも、一度見ておく

    この記事では、職人さんの声をもとに、蛍光灯からLEDへの替え方の考え方をお伝えしてきました。


    最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。

    💡 2027年末に終わるのは、蛍光灯を新しく作ること。今の蛍光灯はそのまま使える
    💡 一度に全部替えなくていい。よく使う部屋から、少しずつ
    💡 LEDにするときは、器具の年齢も見ておく。長く使っているなら器具ごと
    💡 ちらつく・音がする・焦げたにおいがするときは、すぐに使うのをやめる
    💡 光の色は、その部屋で何をして過ごすかで選ぶ


    急がなくていい。

    けれど、器具の年齢やちょっとした変化には目を向けておく。


    まずは、家の照明をひと回り見てみませんか。


    いちばん長くつけている部屋、器具のラベル、天井の差し込み口。

    どれか一つが分かるだけでも、次に何をすればいいかが見えてきます。


    この記事が、家の照明を見直すお役に立てば幸いです。



    業者の探し方は、こちらの記事でお伝えしています。

    電気工事はどこに頼む? 工事の種類で変わる、業者の探し方


    相談前に伝えておきたいことは、こちらの記事にまとめています。

    電気工事の相談前に、伝えておきたいこと。準備は書類集めではありません


    省エネ設備との向き合い方は、こちらの記事でお伝えしています。

    「補助金で安くなります」と言われたら。省エネ設備の考え方



    【参考】

    日本照明工業会「全ての一般照明用蛍光ランプ(蛍光灯)について製造・輸出入の禁止が決定」

    https://www.jlma.or.jp/led-navi/contents/cont09_mercuryLamp.htm


    日本照明工業会「蛍光ランプ製造・輸出入禁止とその対応に関するQ&A」

    https://www.jlma.or.jp/keikou_lamp_ban/keikou_lamp_ban_qa.htm


    NITE(製品評価技術基盤機構)「見た目はピカピカ、中身は劣化~10年超え『古い蛍光灯器具』の事故に注意~」(2026年3月26日)

    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2025fy/prs260326.html


    NITE(製品評価技術基盤機構)メールマガジン Vol.498(2026年4月14日)

    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2026fy/vol498_260414.html


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