コラム
家づくりの基礎知識
LDKは何帖あればいい?部屋数と広さは「わが家の暮らし」から考える
公開日:2026/9/28

🌀LDKって、何帖くらいあれば狭く感じないんだろう?
🌀子ども部屋、いくつ用意しておけばいいのかな
間取りを考えていると、部屋の数や広さの「目安」が気になってきます。
ほかの家と比べて、狭すぎないか、部屋が足りるか。
ただ、目安の数字が、そのままわが家に合うとは限りません。
連載の最終回となる今回も、一級建築士でリベ大工務店の設計士でもある竹原さんにお話を伺いました。
この記事では、部屋数と広さを、わが家の暮らしから考える方法をお伝えします。

必要な部屋数に、決まりはない
「必要な部屋数って、決まっているの?」 竹原さんに伺うと、答えはこうでした。
「決まっていません。ご家庭の暮らし方によって変わります。」
たとえば、こんなところで家庭ごとの違いが出てきます。
✅ 夫婦の寝室を一緒にするか、分けるか
✅ 書斎を個室にするか、リビングの一角にするか
✅ 子ども部屋を、将来どう使うか
働き方やライフステージ、家族構成によって、ちょうどいい部屋数は変わります。
部屋を増やすと、面積と費用にも関わってくる
部屋数を考えるときに、あわせて知っておきたいことがあります。
部屋をひとつ増やすと、その部屋の面積だけでなく、壁やドア、照明やスイッチ、冷暖房の設備も増えます。
部屋までの廊下が必要になることもあります。
つまり、部屋数は家全体の広さや費用とも関わってきます。

5年後、10年後の使い方も考えておく
部屋数を考えるときは、今の暮らしだけでなく、5年後、10年後も想像してみます。
子どもの成長、働き方の変化、親との同居など、家族の暮らしは少しずつ変わっていくものです。
たとえば、最初は広い1部屋にしておき、あとから壁や扉で仕切れるようにする間取りもあります。
あとから仕切る予定があるなら、最初の設計のときに次のようなことを相談しておくと、 仕切りやすくなることがあります。
🏠 ドアや窓の位置
🏠 照明やコンセント、スイッチの位置
🏠 エアコンを取り付ける位置
子どもが独立したあとに、部屋をつなげて広く使ったり、収納として使ったりするケースもあります。
子ども部屋を使う時期は、思うより短いことも
子ども部屋は、個室として使う時期が限られることがあります。
小さいうちはリビングで過ごす時間が長く、独立したあとは空くこともあるためです。
そう考えると、こんな見方もできます。
🏠 子ども部屋は、寝る・勉強する・着替えるための広さがあれば足りるか
🏠 兄弟それぞれに個室が必要になるのは、いつごろからか
🏠 空いたあと、その部屋を何に使えそうか
もちろん、部屋でゆっくり過ごしてほしいという考え方もあります。
どちらが正しいということではなく、ご家族がどう過ごしたいかで変わります。
部屋数は、「今の家族」と「これからの家族」の両方から考えてみてください。

LDKの広さは、目安と「わが家の家具」の両方で考える
竹原さんのお話では、4人家族のLDKでよく見られる広さの一例として、16〜20帖程度が挙げられるそうです。
ただ、平均的な広さが、わが家に合うとは限りません。
竹原さんも、平均的な広さをもとに間取りを考えると、満足度が下がってしまう場合があると話していました。
たとえば、次のようなことが起こることもあります。
🌀 使いたい家具が置けない
🌀 住んでみると、想像より狭く感じる
竹原さんのお話では、広さは家族構成と家具のサイズを考えて決めることが大切だそうです。
特に、LDKで大きな家具になりやすいのが、ダイニングテーブルとソファの2つです。
この2つのサイズから考えると、広さのイメージがつかみやすくなります。
家具を置くときは、家具そのものの大きさだけでなく、まわりを通るスペースや椅子を引くスペースも必要です。
今使っている家具や、新しく買いたい家具のサイズを、一度測っておくと安心です。
間取り図の帖数を見るときの注意点は、こちらの記事でお伝えしています。
間取りは自分で作れる?一級建築士に聞いた、間取りづくりの考え方

同じ30坪でも、広く感じるかは暮らし方で変わる
「一般的な戸建ては30坪くらい」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
竹原さんのお話では、30坪は約100㎡、畳にすると約60枚分。
ただ、数字だけではイメージしにくく、狭いか広いかは、間取りや暮らし方で感じ方が変わるそうです。
家族がリビングに集まることが多い家庭
個室を広くとると、そのぶんリビングが狭くなり、窮屈に感じることもあります。
それぞれが個室で過ごす時間が多い家庭
リビングがそれほど広くなくても、個室が充実していれば、ゆとりを感じられることもあります。
竹原さんは、こう話していました。
「一口に30坪といっても、住まい手さんに合わせていろいろな間取りが考えられるので、狭いか広いかと言い切るのは難しいんです。」
同じ帖数でも、広く感じる工夫がある
広さの感じ方は、帖数だけで決まるわけではありません。
たとえば、次のようなことも関わってきます。
🏠 窓の大きさや位置(外の景色が見えると、その先まで広がって感じられることがあります)
🏠 視線が抜ける方向(部屋の奥まで見通せるか)
🏠 天井の高さ (頭上が高くなることで、縦方向の空間が増えます)
🏠 収納の量(ものが出しっぱなしにならないと、すっきり見えます)
ただし、窓や天井の高さは、費用や冷暖房の効きにも関わってくる部分です。
「広く感じたい」という希望も、なぜそうしたいかを添えて相談してみてください。
広さを考えるときは、家族がどこで過ごす時間が長いかから考えてみてください。
家づくりの相談を考えている方へ
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
必要な部屋数や広さは、ご家族の暮らし方によって変わります。
どんなふうに暮らしたいかを伺いながら、間取りを一緒に考えていきます。
対応エリア内であれば、家づくりのご相談をいただけます。
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。
家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 数字は目安。わが家の暮らしから考える
この記事では、一級建築士の竹原さんのお話をもとに、部屋数と広さの考え方をお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 必要な部屋数に決まりはない。部屋を増やすと、面積や費用にも関わってくる
💡 部屋数は、5年後・10年後の使い方も考えておく
💡 LDKには、よく見られる広さの一例があるが、それがわが家に合うとは限らない
💡 ダイニングテーブルとソファのサイズ、まわりのスペースから広さを考える
💡 同じ広さでも、家族がどこで過ごすかや、窓・収納によって感じ方が変わる
この記事でお伝えしたかったのは、正解の間取りを探すことではなく、わが家の暮らしから間取りを考える視点です。
まずは、今使っているダイニングテーブルとソファのサイズを測るところから、始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が、わが家に合う間取りを考えるヒントになれば幸いです。
間取りを考え始める前に知っておきたいことは、こちらの記事でお伝えしています。
間取りは自分で作れる?一級建築士に聞いた、間取りづくりの考え方
住みやすい間取りの「動線」については、こちらの記事でお伝えしています。
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