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家事動線のいい間取りとは?一級建築士に聞いた、動線の考え方

    公開日:2026/9/25

    🌀家事動線がいい間取りって、結局どういう形なんだろう?
    🌀朝の洗面所が、いつも家族で混み合っていて…


    「家事がラクになる家にしたい」 間取りを考えるとき、多くの方が希望に挙げることのひとつです。


    ただ、「動線がいい間取り」の中身は、家族によって違います。 

    共働きかどうか、子どもが何人いるか、洗濯物をどこに干すか。 

    暮らし方が変われば、使いやすい間取りも変わってきます。


    前回に続いて、一級建築士でリベ大工務店の設計士でもある竹原さんにお話を伺いました。


    この記事では、住みやすい間取りを考えるときの「動線」について、考え方をお伝えします。


    住みやすさに関わる「動線」とは

    動線とは、家の中で人が動く道すじのことです。 

    間取り図の上に、朝起きてから出かけるまでの動きを線で描いてみると、イメージしやすくなります。


    竹原さんのお話では、住みやすい間取りを考えるときは、この動線を意識することが大切だそうです。


    この記事では、動線を次の2つから考えていきます。

    ① 家族の動きが重なるところ(人の動線) 
    ② 家事の流れ(家事動線)


    順番に見ていきましょう。


    ① 家族の動きが重なる時間を探す

    竹原さんは、こう話していました。

    「ご家族全員の動線が、集中して重なる時間があるか考えてみると分かりやすいです。」


    たとえば、平日の朝。

    🌀 洗面所で、身支度をしたい家族 
    🌀 朝にお風呂に入りたい家族


    洗面所と脱衣室がひとつの部屋になっていると、この2人の動きが重なります。 

    朝の洗面所が取り合いになる、という経験がある方もいるのではないでしょうか。


    竹原さんのお話では、こうした場合は洗面所と脱衣室を分けることで、同時に使えるようになるそうです。


    動きが重なりやすいのは、洗面所だけではありません。

    ✅ 朝、家族が出かける時間の玄関 
    ✅ 帰宅したあと、手を洗う洗面所 
    ✅ 夕方、食事の準備をするキッチンのまわり


    ただし、場所を分けたり広くしたりすると、そのぶん面積や費用にも関わってきます。 

    すべての重なりをなくすよりも、わが家で困りそうな重なりから考えるのがおすすめです。


    家族それぞれの生活リズムを書き出してみると、どこで動きが重なるのかが見えてきます。


    ② 家事の流れを、短くつなぐ

    もうひとつは、家事動線です。

    竹原さんのお話では、家事動線とは、料理・洗濯・収納など家事をするときに人が動く道筋のこと。

    家事をするときにどう動くかを意識して間取りを考えると、家事の手間を減らしやすくなるそうです。


    たとえば、次のような間取りです。

    🏠 キッチンとダイニングを横並びにする
      (配膳や片づけの移動が短くなる) 
    🏠 洗濯機・干す場所・しまう場所を近くにする  
     (洗う → 干す → しまう の流れが短くなる)

    移動が少ない間取りは、毎日くり返す家事の負担を軽くすることにつながります。


    「干す場所」は、暮らし方で変わる

    洗濯の動線を考えるときは、どこに干すかによって、近くに置きたい場所が変わります。

    💡 外に干すなら、ベランダや庭への出やすさ 
    💡 室内に干すなら、干すスペースの場所と広さ 
    💡 乾燥機を使うなら、しまう場所との近さ


    家事を誰が担うか、どの時間帯にするかによっても、使いやすい動線は変わってきます。


    「しまう場所」は、使う場所の近くに

    家事動線を考えるときは、収納の位置もあわせて考えておくと、動きが短くなりやすくなります。 

    ポイントは、使う場所の近くに、しまう場所をつくることです。


    ✅ 玄関の近く  → 上着やバッグ、ベビーカー、外遊びの道具など 
    ✅ キッチンの近く  → 食品のストックや、ふだん使わない調理道具など 
    ✅ 洗濯機や干す場所の近く  → タオルや下着、家族の服など


    たとえば、家族の服をまとめてしまう収納(ファミリークローゼット)を洗濯の動線の近くにつくると、乾いた服を各部屋に運ぶ手間が減ることがあります。


    一方で、「服はそれぞれの部屋にしまいたい」という家庭もあります。 

    収納も、家族の暮らし方に合わせて考えることが大切です。



    「わが家の1日」を書き出してみる

    動線を考えるときにおすすめなのが、家族の1日を書き出してみることです。

    たとえば、こんなふうに分けて思い出してみてください。

    ❓ 平日の朝:誰が、何時ごろ、どこで何をしている? 
    ❓ 平日の夕方〜夜:帰宅してから寝るまでの流れは?
    ❓ 休日:家族はどこで過ごすことが多い?


    書き出してみると、「この時間は洗面所に家族が集まる」「洗濯は夜にまとめてしている」など、 わが家ならではの動きが見えてきます。


    書き出したものは、住宅会社に希望を伝えるときの材料にもなります。 


    動線のよい間取りに、決まった形はありません。 

    わが家の1日から考えてみると、暮らしに合う間取りが見えてきます。



    今の住まいの「困りごと」も、ヒントになる

    今住んでいる家での「ちょっと困っていること」も、動線を考えるヒントになります。

    🌀 朝、いつも同じ場所で家族とぶつかる 
    🌀 洗濯物を干す場所まで、階段を上り下りするのが大変 
    🌀 帰ってきたとき、カバンや上着を置く場所がない


    「ここが不便」と感じていることは、新しい家でかなえたいことの裏返しでもあります。



    家づくりの相談を考えている方へ

    リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。 

    地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。


    動線は、ご家族の生活リズムによって変わります。 

    どんなふうに暮らしているかを伺いながら、間取りを一緒に考えていきます。


    対応エリア内であれば、家づくりのご相談をいただけます。 

    お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。 

    https://area.libe-home.com/


    家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。


    まとめ: 動線は、家族の1日から見えてくる

    この記事では、一級建築士の竹原さんのお話をもとに、住みやすい間取りを考えるときの動線についてお伝えしてきました。 

    最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。


    💡 動線とは、家の中で人が動く道すじ 
    💡 家族の動きが重なる時間と場所を探してみる 
    💡 重なりをすべてなくすより、わが家で困りそうなところから考える 
    💡 家事動線は、料理・洗濯・収納の流れを短くつなぐこと。しまう場所は使う場所の近くに
    💡 家族の1日を書き出すと、わが家に合う動線が見えてくる


    間取り図を見る前に、まずは家族の1日を思い浮かべてみる。 

    「平日の朝、洗面所に誰がいるか」だけでも、書き出してみてはいかがでしょうか。


    この記事が、住みやすい間取りを考えるヒントになれば幸いです。



    間取りを考え始める前に知っておきたいことは、こちらの記事でお伝えしています。

    間取りは自分で作れる?一級建築士に聞いた、間取りづくりの考え方



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    リベ大工務店 管理設計士 竹原麻衣

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