コラム
家づくりの基礎知識
間取りは自分で作れる?一級建築士に聞いた、間取りづくりの考え方
公開日:2026/9/22

🌀間取りって、何から考えればいいんだろう?
🌀自分で描いてみた間取り、このまま伝えても大丈夫かな?
注文住宅の家づくりでは、土地が決まると、間取りを考える段階に進みます。
自分たちの暮らしに合わせて間取りを考えられるのは、注文住宅ならではの楽しさです。
「家事がラクになる間取りにしたい」
「収納をたっぷりつくりたい」
そんな希望が、少しずつ浮かんでいる方も多いのではないでしょうか。
一方で、いざ考え始めると、何から手をつければいいのか迷うこともあります。
そこで今回は、一級建築士で、リベ大工務店の設計士でもある竹原さんにお話を伺いました。
この記事では、間取りの基本と、自分で間取りを描くときに知っておきたいことをお伝えします。

間取りとは、部屋の配置を平面で表したもの
まずは、「間取り」という言葉から整理しておきましょう。
竹原さんのお話では、間取りとは、部屋の配置を平面で表したもののことです。
設計の現場では、「平面図」や「平面計画」と呼ぶこともあるそうです。
間取りは、「2DK」「3LDK」のような記号で表されることもあります。
L=リビング、D=ダイニング、K=キッチン。
数字は個室の数です。
間取り図の「帖」を見るときに
間取り図には、「LDK 18帖」のように、部屋の広さが「帖(畳)」で書かれていることがあります。
帖だけでなく㎡も確認すると、実際の広さをイメージしやすくなります。
部屋の数や広さは、間取りを考えるときの手がかりになります。
ただ、間取りは部屋の数だけで決まるものではありません。
どんなふうに暮らしたいかを、形にしたものでもあります。

間取りは、自分でも描ける
「間取りって、自分で作れるの?」と気になる方もいるかもしれません。
竹原さんに伺うと、答えはこうでした。
「作れますよ。実際に、ご自身で理想の間取りを描いてみる方もおられます。」
設計士は、CAD(キャド)と呼ばれる設計用のソフトを使います。
ただ、次のような方法でも、間取りを描くことはできます。
🏠 方眼紙などに手描きする
🏠 表計算ソフトのマス目を使う
🏠 無料の間取りシミュレーションアプリを使う
描いてみると、「リビングは南側がいい」「洗面所の近くに収納がほしい」など、 自分たちが何を大事にしたいかが見えてくることもあります。

ゼロから考えるのが難しい理由
ただし、ゼロから間取りを考えるのは、思っている以上に大変な作業です。
間取りは、部屋を並べれば完成するものではありません。
次のようなことを、同時に考えていく必要があります。
① 建物を支える構造
② 水まわりの配管
③ 動線と収納
それぞれの役割を整理してみましょう。
① 建物を支える構造
家は、柱や壁などで、建物の重さや地震・風の力を支えています。
そのため間取りは、希望する部屋の配置だけでなく、建物を安全に支えるための構造も あわせて考える必要があります。
② 水まわりの配管
キッチンやお風呂、トイレ、洗面所などの水まわりには、水を送る管と、排水の管が必要です。
水まわりをどこに置くかは、配管の通り道とも関わってきます。
③ 動線と収納
家の中で人がどう動くか(動線)や、どこに何をしまうか(収納)も、暮らしやすさに関わります。
動線については、次の回で詳しくお伝えします。
見た目はきれいな間取りでも、そのままでは実現が難しいことや、 実際に暮らすと使いにくいことも起こりえます。
自分で描いた間取りが、そのまま完成形になるとは限りません。
けれど、プロと話し合うための材料として役に立ちます。

自分で描いた間取りは、「なぜそうしたいか」と一緒に伝える
竹原さんは、こう話していました。
「最初は、自分で間取りを作るよりもプロにイメージを伝えていただいたほうが、理想の間取りを再現しやすいと思います。」
そのイメージを伝えるときに、添えておきたいのが「なぜそうしたいか」です。
たとえば、こんなふうに理由を足してみます。
🏠「リビングを広くしたい」
→ 休日は、家族みんなでリビングで過ごすことが多いから
🏠「洗面所が2つほしい」
→ 朝、家族の身支度の時間が重なるから
間取り図だけでは、希望の理由までは伝わりにくいものです。
理由が伝わると、同じ希望をかなえる別の方法を提案してもらえることもあります。
SNSや施工事例で見つけた画像も、理想のイメージを伝えるのに役立ちます。
「こんな間取りにしたい」と感じた画像を集め、どこに惹かれたのかを言葉にしてみましょう。
自分の希望を整理しておくと、プロに相談するときもスムーズに伝えられます。
画像の集め方や伝え方は、こちらの記事でお伝えしています。
竹原さんは、こうも話していました。
「理想やこだわりは、遠慮なく伝えてください。」
うまく描けていなくても、言葉にまとまっていなくても大丈夫です。
「こんなふうに暮らしたい」から、話し合いは始められます。
家づくりの相談を考えている方へ
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
間取りは、ご家族の暮らし方によって変わります。
どんなふうに暮らしたいかを伺いながら、間取りを一緒に考えていきます。
対応エリア内であれば、家づくりのご相談をいただけます。
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます。
家づくりを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 間取りは、暮らし方を話し合うための材料
この記事では、一級建築士の竹原さんのお話をもとに、間取りを考え始める前に知っておきたいことをお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 間取りとは、部屋の配置を平面で表したもの。部屋の数だけでなく、暮らし方を形にしたもの
💡 自分でも間取りは描ける。描いてみると、大事にしたいことが見えてくることもある
💡 間取りは、構造・水まわりの配管・動線や収納を、同時に考えて決めていくもの
💡 自分で描いた間取りは、プロと話し合うための材料になる
💡 希望を伝えるときは、「なぜそうしたいか」も添える
最初から、完璧な間取りを描く必要はありません。
まずは、かなえたい希望をひとつ選んで、その理由を書き出すところから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が、間取りを考え始めるときのヒントになれば幸いです。
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