コラム
住まいのメンテナンス
リフォームの進め方|職人さんに聞いた5つの段階と聞きたい一言
公開日:2026/8/21

🌀リフォームしたいけど、何をどの順番で進めればいいんだろう…
🌀業者選び、見積もり、工事…調べるほど話が散らばって、全体像がつかめない
リフォームを考えはじめたとき、こんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
調べれば情報は出てくるけれど、どれも話の途中から始まっているように見える。
自分がいま何をすべきなのかが、いちばん分からない。
リベ大工務店では、メンバーである現役のリフォーム職人さんたちへのインタビューを、全5回の連載でお届けしてきました。
この記事では、その内容をリフォームが進む順番に沿って、1本の流れに整理します。
全体像と、各段階で聞いておきたい一言をまとめました。
気になる段階から読み進めていただけます。

リフォームは、大きく5つの段階で進む
まず、全体像です。
リフォームは、おおまかに次の5つの段階で進んでいきます。
準備 — 困りごとと「どう暮らしたいか」を整理する
業者選び — 誰と進めるかを決める
現地調査 — 家を見てもらい、情報を持ち寄る
見積もり — 金額と工事内容を一緒に確認する
工事中 — 完成前に見ておきたいことを確認する
もちろん、この順番でなければいけないというものではありません。
段階が前後したり、並行して進むこともあります。
そのうえで、職人さんたちに話を聞いていて印象的だったのは、1番目が「業者選び」ではないことでした。
ある職人さんは、こう教えてくれました。
「まずは、今住んでいるなかで困っていることや悩んでいることを整理するのが大切です。」
困りごとがはっきりしているほど、提案の中身が変わってくるからだそうです。
リフォームを考えはじめると、多くの方が「まず業者探し」と考えます。
その手前に準備の段階がある、というのが最初のポイントです。
では、それぞれの段階で何をするのか、順番に見ていきましょう。

段階別に見る、リフォームの進め方
① 準備|業者に相談する前にやること
今の家の困りごとと、「リフォーム後にどう暮らしたいか」を整理する段階です。
特別な知識はいりません。家族で話しながら書き出すだけでも十分です。
職人さんたちに「まず何をしてほしいか」を聞いたとき、返ってきたのは業者探しのコツではなく、この暮らしの整理でした。
希望が具体的に伝わると、提案の中身も変わってくるそうです。
詳しくはこちら: リフォームは何から始める?職人さんに聞いた「業者に相談する前にやること」
② 業者選び|誰と進めるかを決める
候補を絞り、実際に相談してみる段階です。
「もし自分の家族がリフォームすると言い出したら、どこに頼みますか?」と聞いてみると、判断材料として挙がったのは、次のような視点でした。
💡 地域で長く続いていること
※年数そのものが良し悪しを決めるわけではありません。「その土地で工事をしてきた実績を確かめやすい」という意味での判断材料です
💡 施工事例が確認できること
💡 「なぜリフォームするのかを聞いてくれるか」
リフォームは、暮らしている家に人が入って進む工事です。
「安心して家に入ってもらえるか」という視点も挙げられていました。
詳しくはこちら: リフォーム業者の選び方|職人さんが"自分の家族"にすすめる基準とは
③ 現地調査|家を見てもらう
業者に家を見てもらう段階です。
見てもらうだけの場と思われがちですが、住んでいる人しか分からない情報もあります。
図面、困りごとのメモ、家の履歴、そして予算。
こうした情報が加わると、提案はより具体的になっていきます。
詳しくはこちら: リフォームの現地調査、何を準備する?職人さんに聞いた「これがあると助かるもの」
④ 見積もり|内容を一緒に確認する
金額と工事内容を確認する段階です。
見積書は、一人で読み解く書類ではありません。
「この希望のために、この工事をする」という筋道を、業者と一緒に確認していく書類です。
リフォームでは「開けてみないと分からない」部分もありますが、その可能性も着工前に聞いておけます。
詳しくはこちら: リフォームの見積書、どこを見る?職人さんに聞いた「金額より先に確認すること」
⑤ 工事中|完成前に見ておく
工事が進む段階です。
構造の補強や断熱材、下地などは、完成すると壁や床の内側に納まって見えなくなります。
だからこそ、見えるうちに確認しておくと、住み始めてからの安心につながります。
現場に何度も通う必要はありません。
気になるところは、施工中の写真を頼むこともできます。
詳しくはこちら: リフォーム工事が始まったら?職人さんに聞いた「完成前に見ておきたいこと」
自分がいまどの段階にいるか、見えてきたでしょうか。

各段階で聞いておきたい「一言」
5回のインタビューで共通していたのは、分からないことは聞いていいということでした。
ある職人さんは、見積書の話のなかでこう話してくれました。
「分からないところは遠慮なく聞いていただきたいです。」
そこで、連載でお伝えした「聞いておきたい一言」を、段階別にまとめておきます。
専門用語は必要ありません。
そのまま口に出せる言葉にしています。
✅ 業者選びのとき
「この工事の実績は、どれくらいありますか?」
「デメリットも教えてもらえますか?」
✅ 現地調査のとき
「図面が見当たらないのですが、大丈夫ですか?」
気づいている不具合を自分から伝える(雨漏り、ひび割れ、設備の故障など)
✅ 見積もりを受け取ったら
「この工事は何のために必要ですか?」
「この項目には、どんな作業が含まれていますか?」
「追加費用が出るとしたら、どんなときですか?」
✅ 着工前に
「途中の写真を見せてもらえますか?」
「工事中は、住みながら過ごせますか?」
全部を聞く必要はありません。
気になったものだけで十分です。

5回のインタビューを通して、共通していたこと
5つの段階を振り返ると、話題は違っても、繰り返し出てきた視点がありました。
①「なぜリフォームするのか」に戻ってくる
準備の段階でも、見積もりの段階でも、話は「何のためにリフォームするのか」に戻ってきました。
目的が整理できていると、費用の話になっても、専門的な提案を受けても、「うちの暮らしに必要か」という自分たちの物差しで考えられます。
② 説明してくれるかどうかを見ている
業者選び、見積もり、工事中。
どの段階でも、判断材料として挙がったのは「分かる言葉で説明してもらえるか」でした。
金額の妥当性を見抜くのは難しくても、説明が腑に落ちるかどうかは、専門知識がなくても分かる部分です。
③ 正解は、家庭ごとに違う
耐震や断熱をどこまでやるか。
相見積もりを何社に頼むか。
住みながら工事をするか。
どれも、家族構成やこれからの暮らし方によって変わってきます。
だからこそ、覚えることより、確認する視点を持っておくことが役に立ちます。
リフォームの進め方に迷ったら
リベ大工務店は、工務店経営や設計・施工の現場で活躍するプロ集団です。
地域に根付いた工務店・設計士・職人それぞれが、高い専門性を持って家づくりに向き合っています。
この記事でお伝えしたように、私たちも「なぜその工事が必要なのか」を、ご納得いただけるまでお話しすることを大切にしています。
対応エリア内であれば、リフォーム・リノベーションのご相談も可能です(対応できる工事の内容は、地域の工務店によって異なります)。
お住まいの地域が対応エリアかどうかは、こちらから確認できます
どんな暮らしにしたいかを伺いながら、リフォームの進め方を一緒に考えていきます。
リフォームを具体的にご検討中の方は、ぜひリベ大工務店にご相談ください。

まとめ: 覚えるより、確認する視点を持つ
この記事では、職人さんたちへのインタビューをもとに、リフォームの進め方を5つの段階に整理してお伝えしてきました。
最後に大切なポイントを振り返っておきましょう。
💡 リフォームは「準備・業者選び・現地調査・見積もり・工事中」の5段階で進む
💡 最初の段階は業者探しではなく、困りごとと暮らしの整理
💡 業者選びの判断材料はひとつではない(実績・事例・聞く姿勢・安心して任せられるか)
💡 どの段階でも、分からないことは聞いていい
💡 正解は家庭ごとに違う。だから「確認する視点」が役に立つ
この連載を通してお伝えしたかったのは、リフォームの正解を知ることではなく、自分たちで納得して判断できる視点を持つことです。
専門知識をすべて覚える必要はありません。
「これは何のために必要ですか?」と聞ける。
それだけで、進め方は変わってきます。
まずは、いま自分たちがどの段階にいるかを確かめて、その段階の記事から読んでみてください。
この記事が、リフォームの全体像をつかむお役に立てば幸いです。
【連載記事|リフォーム職人さんインタビュー(全5回)】
