コラム
家づくりの基礎知識
注文住宅の費用、何にいくらかかる?後悔しない予算の決め方
公開日:2026/5/15

❓ 注文住宅って結局いくらかかるの?
——そんな漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
カタログやHPのプラン例に載っている価格は、あくまでも「本体工事費」だけのケースが多くなっています。
実際に家を建てるとなると、そこには書かれていない費用が次々と出てきます。
🌀「予算が全く足りていなかった」
🌀「こんな費用があるなんて知らなかった」
そういった声は、家づくりの現場でよく耳にします。
この記事では、注文住宅の費用を構成する3つの要素と、それぞれの相場感、そして予算オーバーを防ぐための考え方を整理しました。
「なんとなく高そう」ではなく、「何にいくらかかるのか」を理解して、後悔しない家づくりを目指しましょう。

注文住宅の費用は「3つ」に分けて考える
注文住宅にかかる費用は、大きく次の3つに分類できます。
①本体工事費
基礎・構造・内外装・設備など、建物そのものにかかる費用。
②付帯工事費
外構(庭・駐車場)・地盤改良・解体費など、建物以外にかかる費用。
③諸費用
登記・住宅ローン手数料・火災保険・印紙税など、手続きや契約にかかる費用。
カタログや広告に載っている価格は「①本体工事費だけ」のケースがほとんどです。
②③を合わせると、総額は本体価格の+20〜30%になることも珍しくありません。
まずはこの全体像を把握しておくことが大切です。

それぞれの相場はどのくらい?
本体工事費|建物そのものにかかる費用
本体工事費とは、建物本体を建てるためにかかる費用のことで、基礎・構造・内装・設備などが含まれます。
かつては「坪単価×延床面積」で目安を出すことが一般的でしたが、近年は中東情勢やインフレの影響による資材価格の高騰もあり、坪単価での比較は実態と乖離しやすくなっています。
そのため、本体工事費は「坪単価」ではなく、建物全体の総額として見積もりを取ることが大切です。
同じ広さ・同じグレードでも、工務店・ハウスメーカー・仕様によって金額は大きく変わるため、複数社から総額ベースで見積もりを取り、中身を比較するようにしましょう。
また、本体工事費に「何が含まれているか」は会社によって異なります。
照明・カーテン・空調なども含まれているのか、別途費用なのかを必ず確認することが、予算オーバーを防ぐポイントです。
付帯工事費|意外と大きい「建物以外」の費用
付帯工事費は、本体工事費の10〜20%程度が目安とされています。
外構だけで100〜200万円になるケースも多く、後回しにしがちですが、最初から予算に組み込んでおくことが重要です。
💡外構工事(玄関アプローチ・駐車場・フェンスなど):80〜200万円
💡地盤改良工事(必要な場合):30〜100万円
💡解体工事(建て替えの場合):100〜200万円程度
諸費用|現金で用意する必要がある費用
諸費用は本体工事費の5〜10%程度が目安になっています。
住宅ローンに含められないケースが多いため、現金で用意しておく必要があります。
✅ 登記費用(所有権移転・抵当権設定):30〜50万円程度
✅ 住宅ローン手数料・保証料:20〜60万円程度
✅ 火災保険・地震保険:10〜30万円程度
✅ 印紙税・各種手数料:数万円〜
「ローンで全部まかなえると思っていた」というのはよくある誤解です。
諸費用は必ず手元資金として確保しておきましょう。
リベ大工務店では、対面で書類契約するところを、電子契約にかえて印紙代の費用をカットしています。
代金によっては印紙代が数万円かかるので、みなさまが少しでもお家にお金をかけられるように、かかる事務手数料をできる限り削減したいという思いが込められています。
抑えられるところはしっかり抑えて、後悔のない家づくりをサポートさせていただきます。

予算オーバーしやすい「落とし穴」3選
費用の構造を理解しても、実際の家づくりでは想定外の出費が起きやすいものです。
よくある落とし穴を3つご紹介するので、予算決めの際に念頭に置いておくと安心です。
落とし穴① 地盤改良が必要になった
地盤の強度は、土地を購入してから調査してわかることがほとんどです。
地盤改良が必要になると、30〜200万円程度の追加費用が発生します。
土地購入前に「地盤改良が必要になる可能性があること」を念頭に置いておくことが大切です。
落とし穴② 外構を後回しにしたら予算が残らなかった
「とりあえず建物を先に決めて、外構は後で」と考えていたのに、建物の予算を使い切ってしまい、外構がほとんどできない...というのはよくある話です。
外構費用は最初の総予算に含めておきましょう。
落とし穴③ オプション追加で気づいたら予算を超えていた
打ち合わせが進むと「せっかくだから」と設備や仕様をアップグレードしていくことが多いです。
1つひとつは数万〜数十万円でも、積み重なると大きな金額になります。
優先順位を事前に決めておくことが、予算管理の鍵です。

後悔しない予算の立て方|3つのステップ
費用の全体像と落とし穴を理解したうえで、具体的にどう予算を立てればよいかを整理します。
Step1:「借りられる額」ではなく「返せる額」から逆算する
住宅ローンの審査が通る上限額と、無理なく返済できる金額は異なります。
まず、月々の返済可能額を家計から算出し、そこから総予算を逆算しましょう。
「借りられるだけ借りる」は、後々の生活を圧迫するリスクがあります。
Step2:夫婦で「譲れるもの・削れるもの」を決めておく
打ち合わせが始まる前に、二人の間で優先順位をすり合わせておくことが重要です。
「キッチンにはこだわりたい」「外観はシンプルでいい」など、ざっくりでも方向性を決めておくと、追加費用を抑えやすくなります。
Step3:気になっている工務店に見積もりを取り、中身を比較する
気になっている工務店やハウスメーカーが複数社ある場合は、同じ希望条件を伝えて相見積もりを取ることになります。
見積もりは「安い・高い」ではなく「何が含まれているか」で比較することが大切です。
相見積もりを取る際に
✅ 総額(本体+付帯+諸費用)で比較しているか
✅ 見積もりの内訳が明確に出ているか
✅ 追加費用が発生しやすい項目(地盤・外構)を確認しているか
をチェックしておくと安心です。
費用で後悔しないために、工務店選びも大事
どれだけ予算を丁寧に立てても、依頼する工務店の透明性が低ければ、後から「こんなはずじゃなかった」という事態が起きます。
例えば、「一式」ばかりで内訳が不明な見積もりや、他の会社と比べて明らかに安すぎる見積もりには注意が必要です。
🌀含まれていると思っていた工事が「一式」に含まれていなかった
🌀「安さ」で選んだら、後から追加工事が必要になった
というケースも実際にあります。
見積書を確認する際に、わからない部分はどんどん質問してみましょう。
「これはどのような費用ですか?」と質問したときに、わかりやすく説明してくれるかどうか「お客様の不安と向き合う姿勢」も大切な判断基準になります。
リベ大工務店では、はじめての家づくりのご相談においても、
🤝 費用の全体像をわかりやすくご説明すること
🤝 なぜその金額になるのかを丁寧にお伝えすること
を大切にしています。
「よくわからないまま進む」のではなく、「納得して決められる」状態で家づくりをスタートしていただけるようサポートしています。
まとめ
💡注文住宅の費用は ①本体工事費 ②付帯工事費 ③諸費用 の3つで構成される
💡総額はカタログやHP掲載プラン価格の+20〜30%になることが多い
💡予算オーバーを防ぐには、最初から総額で考えることが大切
注文住宅は「いくらか」ではなく、「何にいくらかかるか」を理解することが、後悔しない家づくりの第一歩です。
費用の全体像を把握してから動き出すと、選択肢も判断も変わってきます。
この記事を読んで、後悔しない家づくりに役立てていただければ幸いです。
